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避妊手術、去勢手術 [手術]

避妊手術・去勢手術を受けられたい飼い主様へ。

手術ということですので、した方が良いか悪いかお悩みの事でしょう。
これらの手術は元には戻りませんので十分お考え頂いてからと思います。


参考のため下記に、代表的な問題点を作表しておきます。

問題点 結果 出展
前立腺癌:去勢(オス犬) 発生は変わらないが、進行の増加 Mol Cell Endocrinol. 2002 Nov 29;197(1-2):251-5.  
関節疾患・癌:ゴールデン・レトリバー 発生率の増加 PLoS One. 2013; 8(2): e55937.  
尿失禁:避妊(メス犬) 尿失禁の増加 Vet J. 2011 Jan;187(1):42-7.  
 
 
 

肥満や、ホルモンの問題、筋肉量の低下などによる問題(腰痛、関節痛、オスでは会陰ヘルニア・・・)、未成熟な泌尿器による問題(膀胱炎、尿石症・・・これは、早期の手術を避ければある程度緩和されます)も、
起こる可能性があります。


また手術ですから避妊・去勢手術特別ではなく、一般的な麻酔や手術による問題もあげられます。

たとえば、エコノミークラス症候群:急性肺血栓塞栓症も短時間の手術とはいえ危険がないわけではありません。
さらに、皮膚を切るので感染も0%とは言えません。(人の手術でも承諾書を書いた方がおられると思います)
これは、家での術後管理によっても左右されますから、十分な消毒を行っていても起こる可能性があります。
(傷をなめたり、引っかいたりしますとさらに増加します)


こう書いていくと、ネガティブなお話ばかりですが、
色々な先生がおっしゃっておられるように利点がないわけではありません。


もう子供はいらないといった場合、不要な出産の防止として行うことがあります。
家族が増えるのは大歓迎ですが、多すぎるのも大変ということです。

病気についてで良くいわれるのが、避妊(メス犬)すると、子宮蓄膿症にならない・・・などです。
子宮を摘出するので当然ですが、
実際には、卵巣だけ摘出するのと、卵巣と子宮ともに摘出するのではあまり変わらないようです。
Vet Surg. 2006 Feb;35(2):136-43.で、
犬における卵巣摘出と卵巣子宮摘出術の比較で、卵巣だけでも蓄膿症等は増加しないという報告です。
当然、違った報告もあるようですが・・・ 通常、卵巣を摘出すると子宮は委縮して退化してしまいます。

卵巣だけ摘出する場合、尿失禁が減るという報告もありますが、かわらないといった報告もあったりします。
(その他の利点としては手術時間の短縮につながります=傷の治り等々が良い)

また、乳腺腫瘍発生防止についても避妊(メス犬)するタイミングによって効果がまちまちのようです。

きっかけとして良くあることですが、性格については穏やかになる場合が多いですが、
その子その子によってどの程度かは事前になかなか判断できません。


色々書いてきましたが、
その他、ご不明なところはお気軽にご相談下さい(コメント欄で回答出来る範囲でお答えいたします)。

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